JAS規格

LVLは、洋服タンスなど箱物家具のフレーム・フラッシュ・パネルの芯材や桟木用として、ピアノやオルガンなどの大型楽器の脚や側板用として、また、住宅のドア枠、窓枠、胴縁などの内装部材として利用されており、これら製品の品質性能確保のため、昭和53年8月8日に日本農林規格(JAS)として造作など一般用LVLを対象とした「単板積層材の日本農林規格」が制定されました。
LVLを耐力部材として利用するため、昭和63年9月14日「構造用単板積層材の日本農林規格(JAS)」が制定されましたが、その後製品の強度性能をより的確に評価した基準にするため平成3年12月27日に改正が行われました。
平成15年2月27日に改正には、シックハウス対策のための建築基準法改正により、従来のJAS規格によるホルムアルデヒド放散量基準が見直されました。
平成20年5月には造作用と構造用単板積層材のJASが一本化されました。
平成25年11月12日の改正には、直交単板を用いた単板積層材の範囲を拡大、めり込み性能の基準を追加、曲げ性能の下位等級を追加が行われました
令和2年6月1日の改正には、シミュレーションを用いた単板利用の合理化、めり込み性能の縦使いと平使いの表示が可能になること、構造用単板積層材の厚さの下限値を21mmにすること、縦使いと平使いの曲げ強度区分の追加などが行われました。

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